キングダムの初期から登場する山の王・楊端和率いる山の民の軍勢。
その中でも人気実力共にトップクラスなのがバジオウです。
中華統一を目指す秦軍の中でも楊端和が新・六大将軍に選ばれたことで更に重要な役割を担うことになった山の民軍。
当然バジオウも今後は活躍が増えていくことでしょう。
この記事ではバジオウの情報を網羅してお伝えします。
目次
初登場シーン
バジオウのキングダム初登場は単行本2巻です。
今現在単行本が60巻出ているのを考えるとかなり初期からのキャラクターだと言えます。
王都奪還編で信を含む嬴政率いる小隊が山の民に援軍をお願いしに山界へと足を踏み入れた時でした。
突如山の民に囲まれて山の王の下へと監視されながら連行されていく形になりました。
その中のリーダー各の人物としてバジオウが登場しています。
ちなみに、山の民の強制的な連行に反発した少年・信はバジオウによって簡単に投げ飛ばされています。
この頃はまだまだバジオウが信よりも力で圧倒していました。
平地の言葉を話せる貴重な存在
山の民には民族の言葉が存在します。
基本的には山民族は山民族の言葉を話し、平地(中華の七ヶ国)の言葉を話すことは出来ません。
しかし、少数ですが例外的に話せる山民族もいます。
その中の1人がバジオウです。
たどたどしくはありますが平地の言葉を話し、行動を共にした信にとっては山民族とコミュニケーションをとるための貴重な存在でした。
その他平地の言葉を話せるメンバーは下記の通りです。
- 楊端和
- ポナン
- カタリ
この中でもバジオウとカタリは平地の言葉を話す時にはカタコトであるのに対して楊端和と壁将軍の通訳を務めたポナンは流暢に話している様子が観てとれます。
話せる程度の差はあるものの、バジオウは通訳としてもかなり優秀な人材だということが分かります。
バジオウの高い戦闘能力
バジオウには山民族トップクラスの高い戦闘能力があります。
バジオウの戦い方を細かく分析して高い武力の理由を解き明かしていきます。
高い身体能力
まず、山民族全体的に言えますが、山の民の軍勢は平地の兵に比べると身体能力の平均値が高いです。
基本的なジャンプ力や攻撃力、闘争心などのレベルが高いです。
バジオウも同様に身体能力が高く時に人間離れした動きや活躍を見せます。
特に印象的だったのは橑陽戦で楊端和と共に敵に追い詰められた時に楊端和を抱えたまま渓谷を飛び越えた出来事です。
その渓谷はその地方で有名でサハ渓谷と呼ばれる場所でした。
落ちたら間違いなく死ぬであろうその大きな渓谷を人を1人抱えたまま飛び越えるという圧倒的なジャンプ力を披露しました。
そのシーンは敵軍にも大きな衝撃を与えることになりました。
この事から、バジオウが作中で屈指の身体能力を持っていることは疑いようがありません。
武器は双剣
バジオウの武器は双剣です。
超高速の剣術で敵を切り刻む圧倒的な突破力を誇ります。
また、バジオウが理性を失くすほど戦いに集中したときにはその速さが更に速くなります。
戦いの獣と化す
バジオウが強敵に出会うと『昔に戻る』と言って理性を失くす程戦いに集中することがあります。
その場合は言葉をまともに話さず、叫び声と共に獣のような攻撃を繰り出します。
身体能力も上がるようで、蹴りなど通常の戦いではあまり出さない攻撃も混ぜて戦います。
それは正に全ての力を振り絞った状態だと言えるでしょう。
バジオウは山の民一強い?
バジオウは間違いなく山の民の中で最強クラスの戦士です。
その証拠に山の王・楊端和がバジオウを『最強の戦士』と評します。
また、楊端和曰く『今まで戦った中で1人の戦士として1番手強く感じたのがバジオウ。』とバジオウの武力を高く評価しているのです。
しかしバジオウを山の民最強の戦士だとするのは無理があると言えます。
その根拠は以下の通りです。
- 少年時代に楊端和に敗北している。
- バジオウが互角の戦いをした犬戎族のゴバを楊端和は瞬殺している。
1つずつ見ていきます。
まずは1ですが少年バジオウは1人で山の民の小隊を壊滅させる程の武力を持っていました。
そのバジオウを少女・楊端和は圧倒して破っています。
これは2人がまだ幼い時の出来事であり大人になった時にはその差がどうなっているのかは分かりませんが次の理由が決定的な理由となります。
次に2は橑陽戦で犬戎族のゴバと互角の実力だったバジオウ。
このバジオウが討ち取ることが出来なかった相手を楊端和は瞬殺しています。
これによりバジオウの武は楊端和に及ばないと考えられ、山の民軍で最強とは言えないことになります。
しかし、楊端和がバジオウの実力を誰よりも認めていることを考慮すると、バジオウは山の民軍でナンバー2の実力者だとするのが妥当でしょう。
山の王・楊端和の最側近
バジオウは楊端和の右腕で最も近い側近です。
橑陽の戦いで楊端和が追い詰められた時に命をかけて窮地を救ったのはバジオウでしたし、そもそも楊端和の配下になった時から忠臣ぶりを発揮しています。
その理由は楊端和との出会いにあるのです。
楊端和との出会い
バジオウの生い立ち
バジオウは戦によって全滅したバジ族の生き残りで、1人リタ山で暮らしていました。
もはや言葉を話すことも出来ず人間性を失くして獣のようになっていました。
回想シーンでのまともに言葉を話すこともできず、ただ感情を伝えるため叫ぶ姿が印象的です。
ただ、武力は1人で楊端和の軍の兵士20名を1人で壊滅させる程高いものがありました。
リタ山で楊端和に敗れる
楊端和の軍が深山で夜営中、バジオウに見張りの兵士3名を含む計23名の兵士が殺されて内臓を食べられていました。
バジオウの討伐に手を焼いた山の民達でしたが楊端和が直接討伐に向かい武力で圧倒します。
怯える少年・バジオウに対して楊端和は『獣のままであるなら殺し、人に戻るのなら家族に迎え入れる』と告げます。
バジオウは涙を流し人に戻ることを選択しました。
この時に『楊端和を命にかえても守り抜く』ことを心の中で強く誓ったのでした。
この出来事がバジオウが楊端和の忠臣となるきっかけです。
バジオウの素顔はイケメン?
橑陽の戦いで追い詰められたバジオウと楊端和。
作中でいえば過去最高にバジオウと楊端和が追い詰められたシーンでした。
正に死と隣り合わせの状況でバジオウが常に被っていた仮面が一部割れて鋭い目元が露に。
これを見たキングダム読者の中でバジオウはイケメンだと話題になりました。
実際には顔全体は見えてはないのですが、確かに期待してしまう鋭い目元をしています。
今後バジオウが仮面をとるシーンをついつい期待してしまいますね。
バジオウ死亡の報は嘘?
橑陽の戦いでバジオウと楊端和が犬戎に追い詰められた時にネット上てバジオウが死亡との噂が流れました。
実際は死んでいなかったのですが、鬼気迫るバジオウの戦い方やダメージの受け方を見れば死亡が頭をよぎった人は多かったと思います。
シュンメンが冗談で『バジオウが息をひきとった』と言ったのも憶測する原因となったようです。
キングダムのオリジナルキャラ
バジオウは史実では存在しないキングダムのオリジナルキャラクターです。
ですから、バジオウの活躍や死亡するタイミング等は作者の原先生次第ということになります。
史実を見て予想をしたとしてもバジオウが今後どうなるかはハッキリとは分かりません。
作者の原先生と共にバジオウの成長と活躍を楽しみに見守りましょう。
実写映画でバジオウを演じるのは阿部進之介さん
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映画キングダムでは阿部進之介さんがバジオウを演じています。
バジオウ自体が仮面を常に被っているキャラなので、正直似てる似てないとはいいにくいです。
しかし、仮面は良くできているし、何より体つきが逞しく戦う戦士の雰囲気が出ているので、バジオウのイメージにピッタリではないでしょうか。
バジオウの戦歴
バジオウの記憶に残る戦いを振り返っていきます。
ランカイ戦
王都奪還編の最終盤で王弟・成蟜を追い詰めた信達小隊数名の前に立ち憚ったのがランカイでした。
ランカイは獣と人間の血が混ざっているような体の大きさと強さで信達は苦戦します。
そこでバジオウが昔の獣だった頃の戦闘特化状態になりランカイを翻弄します。
最終的に信が止めを刺してランカイの戦意を完全に削ぎ勝利しました。
ちなみにその後ランカイは山の民の軍勢に組み込まれました。
趙将・晋成常戦
合従軍編で秦軍が終盤に絶体絶命の状況を山の民が救いました。
撤退していく合従軍のしんがりを務めた趙の老将・晋成常。
その晋成常をバジオウが瞬殺しました。
バジオウが名のある将を討ち取るシーンは現在のところこれくらいですから貴重なシーンだと言えます。
キングダム公式人気投票で第10位
2020年に行われた第一回の公式キングダム人気投票。
その中でバジオウが10位にランクインしています。
初期からのキャラクターとはいえ出番的には決して多くないですし、何より山の民のNo.2の立場でありながらのこの人気は驚異的とも言えます。
まだまだ人気投票も第二回と続いていきそうな雰囲気ですので次の人気投票の結果も非常に気になるところです。
まとめ
この記事をまとめると下記になります。
- 初登場は単行本の2巻で初期の方のキャラ
- 山の民のNo.2で山の王・楊端和の腹心
- 平地の言葉を話す貴重な存在
- 身体能力を活かした高い武力
- 素顔はイケメンの可能性大
- キングダムのオリジナルキャラクター
- 実写映画でバジオウを演じるのは阿部進之介さん
- キングダム人気投票第10位
キングダムは単行本が60巻を超えていますが、バジオウの出番はそれほど多くはありません。
他にも魅力的なキャラクターが多いのでしょうがないことですが。
楊端和が六大将軍の一角に選ばれたので、これから中華統一に向けた戦いの中でバジオウの活躍も増えていくでしょう。
バジオウの命をかけた戦い方は今後も必見です。