漫画において主人公が死ぬというのは割とよくある話ではありますが、それは復活できる方法があっての事でしょう。
史実を元にしたキングダムではあってはならない事態です。
この記事ではキングダムの主人公・信が死ぬことになった経緯やどの様にして復活したのかを詳しく解説していきます。
目次
信の死は龐煖との激闘が原因
珠海平原の戦いで龐煖と一騎討ちに挑んだ信は序盤、龐煖に圧倒されます。
吹き飛ばされて多くの傷を負いながらも何度も立ち上がり、立ち向かっていく信は徐々に龐煖との実力差を詰めていくのです。
何度も何度も立ち上がる信に龐煖は怒りと何故自分に立ち向かってこれるのかという疑問が混ざった反応を示します。
信の本来の実力以上の力を発揮する戦い方
関わった人々の熱い想いを背負って戦う信は時に、実力以上の力を発揮します。
しかし武神・龐煖はそれをさらに上回った武力でした。
信は命の火が消える程に、正に死力を尽くした結果龐煖を討つことが出来ましたが自らの命の火も消えてしまいました。
完全に心臓が止まる
龐煖を倒したことで歓喜していた飛信隊でしたが、すぐに信の異変に気づきます。
心臓は止まり、体は冷たくなっていて一体いつから命の火が消えていたのかわからない程。
羌瘣はもう随分前から命の火が消えていた事を指摘します。つまりは龐煖を討つ前から事切れていたと。
呼吸もなく意識が戻る気配もない隊長信を前に飛信隊の隊員は大戦の重要局面にも関わらず思考停止してその場に全軍が止まってしまいます。
羌瘣の術で死の淵から救い出す
ただただ泣きわめく隊員達をかき分け、信の側に寄った羌瘣は蚩尤族に伝わる禁術、死者を蘇らせる術を記憶を辿りながら行います。
禁術の概要
この術の概要は以下の通りです。
- 術者と死者の気を合わせて天地の間の門戸に入り込む
- 間の門戸では術者の捧げる寿命の年数を申告して間の世界へと進む
- 死者が間の世界の奥深くにある朱い階段を上る前に死者自身にまだ死ねないと思わせる
- 死者自身がまだ死ねないと案内人に申告する
- 間の世界と現世を繋ぐ光の穴を通れば復活
以上をクリアすれば死者は復活出来ますがこれには色々と制限があるのでなかなか一筋縄ではいきません。
次の項でその制限をご紹介します。
禁術の注意点
- 術が成功する確率は死者が死んですぐの場合は術者の寿命を半分使って二つに一つ
- 間の世界では術者の体は時間と共に疲弊してしい、まともに動けない
- 基本的に術者の声は死者には聞こえない
- 強い想いが乗った声は死者に僅に伝わる
- 死者は現世の大まかな記憶しかない
- 復活のためには死者自身が現世に戻りたいと思うように大事な記憶を思い出す必要がある
- 記憶は死者が自力で思い出さなければならない
※今回の場合、信は既に間の世界の奥深くに行ってしまっていたので術の成功確率は術者の寿命を半分捧げたとしても十に一つでした。
間の世界に侵入成功。
何とか信と羌瘣の気を合わせて天地の間の世界の入口に到達した羌瘣は自分の寿命を全て捧げると告げて間の世界へ侵入する。
すると朱い階段に到達する直前の信が目の前に現れる。
必死に声をかけるが前進を止めない信。すぐに自分の声が届いていないことに気づく。
必死に大声で信の名前を呼ぶと何かに呼ばれた気がした信が後ろを振り向くがそこには誰もいない。
羌瘣は声はおろか姿も信には見えていなかった。
さらに、自身の周りの足場が弛くなっていてそこから命を吸いとられていた。
力が抜けてその場にうずくまる羌瘣。
しかし、羌瘣の必死の足止めによって朱い階段は遠ざかった。
死に別れた親友・漂が現れる
信が再び前を向くとそこに死んだ親友の漂が現れる。
2人は思出話をしながら再び朱い階段を目指す。
飛信隊のことや、自身の大将軍になる夢すら記憶から消えていた信は再び朱い階段に足をかけようとするが命からがら追いかけてきた羌瘣に足を捕まれ階段に足をかけられない。
そこで羌瘣は飛信隊の事を信に向かって叫ぶと、その声が信の耳に届き飛信隊を思い出す。
続いて大将軍の夢を叫ぼうとすると漂に口を塞がれて制止される。
それは自分で思い出さなければいけない、と。
全てを思い出した信は漂に大将軍になる夢があるからまだそちらの場所にはいけないと告げる。
すると漂は光の穴を通って現世に帰るように言う。
こうして信はギリギリのところで現世に戻ることが出来た。
羌瘣は力尽きて倒れる
信が現世に戻ったことで安堵した羌瘣はその場に倒れてドロドロの地面に命を吸いとられていく。
しかし、そこに亡くなったばかりの飛信隊古参メンバーが駆けつけ羌瘣を助け出して光の穴へと羌瘣を投げ込んだ。
俺らの大将を頼んだぞと言い残して。
羌瘣の寿命が縮む
光の穴を潜って現世に戻ったかと思われた羌瘣が、真っ白な世界に迷い込む。
そこには実の姉のように慕っていて死別した羌象がいた。
そこで羌象に悪い報告1つと良い報告が2つあると告げられ、悪い報告は羌瘣の寿命が縮んでしまった事だと知る。
良い報告の2つは今のところ謎のままです。
現世に戻った信
現世では信の身体の廻りで信の名を呼び続ける大勢の飛信隊の隊員たちがいた。
復活した信が急に起き上がると飛信隊の隊員たちは泣いて喜んだ。
遅れて羌瘣も現世に戻った。
信と羌瘣のその後の体調
信は復活直後から戦場に復帰していることから、体調面は全く問題ないことが分かります。
しかし、羌瘣の方はすぐには戦線復帰出来ずその後も布団で寝ているシーンがある等体力的にかなり心配されます。
現在の最新情報でも羌瘣の元気な姿はまだ確認出来ていないので今後の展開がかなり気になるところです。
まとめ
激闘の末に信は確かに死んでしまいましたが、羌瘣が自らの命を削って救うことになりました。
今後羌瘣は命の火が弱まったことから、巫舞が使えなくなったと考えられ今までと同様の活躍は見込めません。
そういう意味では今後の物語の展開を左右する大きな出来事だったと思われます。
今までがチート級の強さがあった羌瘣なので、この際に羌瘣の力を若干弱める意図も作者の原先生にあったのかもしれませんね。
とはいえ、これからの展開もますます楽しみなのは間違いありません。
今後も信達キャラクターの活躍を楽しみに待ちましょう。
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