
キングダムの主人公である信は数々の強敵との戦いで勝利してきました。
その戦いの中には明らかに敵の方が実力的には上であることも少なくありませんでした。
では一体何故実力が上の相手に勝利し続けられるのか。
信の強さの元は何なのかを考察していきます。
目次
信は何故強いのか?
キングダムでは武の強さは大きく分けると2種類あります。
- 現世との関わりを断って内なる力を解放する戦い方
- 人の想いを双肩に載せて力に変える戦い方
前者は単純に武を追い求める求道者の道で、後者は武将の道だと言えます。
この2つの武ですが、キングダムの世界では究極的には後者の方が強いと結論づけられています。
つまり蚩尤や武神といった求道者よりも人の想いを多く紡いだ武将の方が最終的には強いということです。
信の強さの秘密を知るには、まずこの強さの性質を知っておく必要があります。
信の強さの秘密

出典:キングダム/集英社
ではそれを踏まえて信の強さの元を探っていきましょう。
戦う相手によって実力が変わる性質
共に下僕として育った漂曰く、『信は自分とは互角だが自分が勝てない相手にも信は勝てる』とのことです。
更には元趙国三大天・廉頗の四天王 輪虎は信のことを相手の強さによって力を発揮しだす人間だと評しています。
しかもその落差が通常よりも大きいとのこと。
以上の事から信は敵が強ければ強いほど力を発揮する才能があるということです。
実力的に上の相手に勝利する秘密はここにあるようです。
底知れぬ伸びしろ
信が政に出逢った際に政を狙った刺客の朱凶と信は戦闘になります。
その時この朱凶が信を評価しているのですが、その内容は《漂も信も実力は尋常ではないが、伸び代は遥かに信の方がある》というものでした。
原作の最初の方の話なので現在の信があとどのくらい伸び代があるかは不明ですが、少なくとも武の天稟が他よりもあったのは明らかでしょう。
関わった人の想いを紡いでいる
キングダムでの武将の強さの指標の1つが人の想いを紡ぐことですが、信は多くの関わった人の想いを余すことなく紡いでいます。
信が想いを背負っている主な人物は 漂・王騎・麃公です。
関わる人の中には敵だった者もいます。
例えば趙の将軍だった万極や輪虎の想いも信の双肩に宿っています。
実戦の中での信の強さ

出典:キングダム/集英社
以上の考察からすれば信は実戦で強い相手と戦うことで実力を発揮していくタイプだと言えます。
これまでの戦いの中からそれを検証していきます。
事例1 武神・龐煖戦
信の強さや才能が分かる最も代表的な戦いです。
単純な武力は龐煖が上回っており、中盤までとても信が勝てるような相手ではありませんでした。
しかし一騎討ちも終盤になると、信は命の炎が消えかかっていたにも関わらず、龐煖の矛を弾き返すなど互角の戦いを見せ始めます。
この頃になると信の背後に想いを紡いできた人々がうっすらと現れて信をサポートしている姿が見てとれました。
最後は単純に力でも龐煖を上回って敵の矛ごと両断しました。
信の背負っているものの大きさや相手の強さによって実力を発揮する才能がよく分かる一戦でした。
事例2 対輪虎戦
山陽攻防戦で輪虎と戦った信。
序盤は劣勢で怪我を負い満身創痍になりながらも戦いの途中で自分の限界を超えて覚醒。
中盤からは一撃一撃で輪虎を飛ばす程の躍進を遂げます。
信の底知れぬ伸び代の深さがよく分かるシーンでした。
事例3 大将軍の一撃
朱海平原の戦いで信に怨みがある将軍・岳嬰と相対した信は何故か目を瞑りうつむいて呼吸を整え出します。
対する岳嬰はそんなことなどお構いなしに目を血走らせて信に向かって突っ込んできます。
岳嬰が信に向かって槍を振り下ろした瞬間、信は目を開き王騎の矛で岳嬰を一刀両断。
これは正に大将軍の一撃で、山に籠っていた武神・龐煖が反応するほどの衝撃でした。
この事は信の潜在能力が大将軍の領域にまである可能性を示しています。
天に守られている武将
輪虎は絶命する直前に心の中で信に対して語りかけています。
その内容が語り終わる前に絶命したのですが、察するに《信は深く天に寵愛されている》という内容です。
輪虎は『天に寵愛される武将は一握り』という話をしていて、天に関する理解が深いようでした。
その中で廉頗も天に寵愛される武将の1人だと語られています。
つまりは、天に寵愛される武将は一握りでその愛される武将とは廉頗に代表される大将軍の類いだと言えそうです。
輪虎が信を天に寵愛される武将だと認めたということは信が大将軍になるのは必然的なのかもしれません。
このことからも信の潜在能力が大将軍に到達出来るほど深いと言えるでしょう。
まとめ
信の強さの要素を最後にまとめます。
信の強さの秘密は下記の通りです。
- 相手によって力を発揮させる才能
- 関わる人間の想いを余すことなく紡いでいる
- 大将軍に届くほどの深い伸び代
- 天に寵愛される一握りの武将
まとめてみると信が大将軍になるのは必然だと感じました。
これまでも、そしてこれからも大将軍への道を一歩一歩… いや、一足飛びで登っていくことでしょう。
信のこれからの道も応援したいですね。
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