
キングダムの時代は春秋戦国時代と言って、戦国七雄と呼ばれる七ヶ国が互いに均衡を保って存在しています。
キングダムはその中の一つの秦国で運命の王・嬴政が王に即位し、中華統一という覇権を目指していく物語です。
当然秦はその中華の戦乱の中心となっていきます。
その中心国・秦の特徴や重要人物等の情報を見ていきましょう。
(※全て第651話時点での情報になります。)
目次
秦国の特徴
秦国は中華の西側に位置していて戦国七雄の中でも大国の部類に入ります。
隣国には東に趙・韓・魏国、南には楚国がいます。秦はこの国々と国境を接しているんです。
この中のどこかの国に侵攻しようとすると手薄になった国境を他の国が攻めてくるといった状態でこの国々は均衡を保っています。
国力に差があっても弱小国がなかなか淘汰されない理由はそこにあります。
これらの隣国の中でも特に秦のライバルとして名が挙がるのは趙です。
というのも、秦と趙の間には長平の戦い※というお互いに忘れられない遺恨があるからです。(※秦将・白起が趙軍の投降兵40万人を生き埋めにした。)
趙は優秀な軍を有している面もあり、秦の中華統一の道を阻む1番の強敵となっています。
山の民との同盟
秦の西側には山民族の世界が広がっています。
楊端和率いる山の民はここの出身です。ちなみに楊端和の勢力はまだ山界を統一できていません。
秦国はこの楊端和の勢力と盟を結んでいます。
秦国の主要人物
秦国の基本情報を確認していきましょう。
(※第651話時点の情報になります。)
秦国の王・中央政府の要人
秦王・嬴政

出典:キングダム/集英社
中華統一を目指す秦の国王。主人公・信とは戦友でもある。
右丞相 兼 秦軍総司令・昌平君

出典:キングダム/集英社
秦軍の総司令でありながら国政の重要人物でもある。正に現在の秦国において王以外の最重要人物。
左丞相・昌文君

出典:キングダム/集英社
秦王・嬴政に忠を誓う臣。元は戦場を駆け回った生粋の武人。
法の番人・李斯

出典:キングダム/集英社
天才法律家。元・呂氏四柱の1人で呂不韋に最も忠実だった人物。
大王勢力の勝利によって罪人になったが、昌文君の求めで表舞台に戻った。
大王勢力の有力者・肆氏

出典:キングダム/集英社
元は大王の敵勢力の有力者だった人物だが、政が罪を咎めず自勢力に取り込んだ。
秦の主な将軍
現役の主な将軍
李信

出典:キングダム/集英社
下僕出身。天下の大将軍を目指す。
六大将軍の王騎から矛、本能型の大将軍・麃公からは盾を受け継いだ。
蒙武

出典:キングダム/集英社
攻めだけなら今や秦国史上最強とされる怪力無双。
父は“白老”こと蒙驁大将軍で子に蒙恬・蒙毅がいる。
蒙恬

出典:キングダム/集英社
祖父は“白老”大将軍・蒙驁、父は猛将の大将軍・蒙武、弟は優秀な軍師・蒙毅。
このエリート軍団の蒙家の中でも1番の軍才を持つ。その才能は今や秦軍の中でもトップクラス。
王翦

出典:キングダム/集英社
名門・王氏宗家の現当主。
現在の中華で最高の知将・李牧とほぼ互角の知略を持つ将軍。
ただ、強い国を自分で創って王になるという危険思想の持ち主でもある。
王賁

出典:キングダム/集英社
名門・王氏宗家の時期当主。父は王翦。
槍の達人で現在の腕前は中華でも五指に入ると言われるほど。
寡黙であまり多くを語らないが、大将軍への熱い思いを持っている。
桓騎

出典:キングダム/集英社
元大野党団の首領。戦の天才で負け知らず。勝つためなら虐殺、凌辱どんなことでもする将軍。
戦術眼も確かで常に冷静に状況判断をする。生まれが1世代早ければ六大将軍にも名を連ねたと言われる。
騰

出典:キングダム/集英社
秦国六大将軍にして“秦の怪鳥”の異名を持つ王騎将軍の元副官。
王騎が亡くなる際に王騎軍を受け継いだ。王騎からの信頼は厚く、未だその実力を見せきっていない。
独特の剣術をもっている。
楊端和

出典:キングダム/集英社
山の王。秦国の西側に広がる深い山々の一帯を束ねる王・楊端和。
死王という別名とは裏腹に仮面の下は美しい女性だが、武力は山の民の中でも最強。
戦略も自身の身を切って敵の裏をかく戦術が得意。現在の山の民の一大勢力は各勢力を撃破・吸収した結果。
六大将軍とは?
秦国には昭王の時代に六大将軍という制度がありました。
桁外れの戦績の6人の将軍に“戦争の自由”を与えて戦場で動きやすくしたというものです。
これによってこの6人の大将軍達がさらに中華で名を轟かせることになります。
六大将軍のデメリット
六将に戦争の自由を与えるということはこの6人の大将軍が独断で戦争を展開できることを指すのですが、それによってのデメリットも存在します。
- 謀反の恐れ
- 前線への兵・物資の補給による国力の疲弊
前線で大きな軍を持ち権限を行使できるということは常に謀反の恐れがあることを意味します。
しかし、この六将達と昭王の間には鉄の結束があったことから謀反の恐れは無く、この問題をクリアしています。
もう一つ、前線への補給で国力の疲弊が起こるのも大きなデメリットです。
ですからこの制度は長い間は維持できないということです。
ちなみに、中華統一を成すには国力の疲弊の問題があるので15年以内に行わなければなりせん。
六大将軍のメンバー
王騎

出典:キングダム/集英社
六将中最強との呼び声もあった大将軍。攻守両面において高いレベルで万能性がある。
深い知略で何手先までも読むような知将でありながら、武力は武神・龐煖の上をゆく程。
信に天下の大将軍とはどういうものかを教え、死の間際には矛を渡した。
白起

出典:キングダム/集英社
六将筆頭。深い軍略を持っていながら危険を冒さぬ将軍。
長平の戦いで総大将を務めた白起は趙の投降兵40万人を生き埋めにした。
この出来事によって後々まで続く趙の人々の秦に対する深い恨みを買うことになった。
胡傷

出典:キングダム/集英社
現秦軍総司令・昌平君の軍略の師。
六大将軍の軍略の大筋は胡傷が練っていたと言われている。
当時危険思想によって日陰に送られていた王翦の軍才を認めていた。
王齕

出典:キングダム/集英社
六将一の怪力無双。楚を侵攻したが迎え撃った汗明に撃破された過去がある。
あまりにも惨敗だったため秦国内ではその事実が隠された。
摎

出典:キングダム/集英社
昭王の御子。表に出せない事情によって王騎の家で召し使いとして育てられた。
王騎軍内で若く美しい女戦士として戦場で活躍し、六将にまで上り詰めた。
王騎と結婚する予定だったが直前で龐煖に討たれている。
六将の中でも攻めの苛烈さは随一で激しい戦い方をする大将軍。
司馬錯

出典:キングダム/集英社
六将で唯一原作で言及されていないキャラクター。(※第651話時点)
回想シーンの見た目を見ると女性に見えなくもないかも…
と思いますがどうでしょうか。
新・六大将軍のメンバーはどうなる?
物語の中で秦に新しい六大将軍を復活させると秦王・嬴政が言及しています。
そこで、今後創られるであろう新・六大将軍のメンバーに誰が入るのか予想していきます。
新・六大将軍予想
李信
まず、ほぼ確定なのは主人公の李信でしょう。
大将軍を目指す主人公が秦の武の象徴である六大将軍に選ばれないというのは流石にないと思われます。
蒙恬
次に蒙恬は物語の流れから六大将軍に入る可能性が高そうです。
主人公の李信のよき理解者として、秦軍の類い稀な軍才の持ち主として外せない存在でしょう。
蒙恬もほぼ確定と言って良さそうです。
王賁
蒙驁将軍が亡くなる直前に信と蒙恬に対して“王賁も含めた3人で切磋琢磨して高みに上れ”といった意の言葉を残している為、李信・蒙恬・王賁の若手将軍3人はおそらく六大将軍に入ることと思います。
ということで王賁も確定でしょう。
王翦
実力的にみて王翦も間違いなく六将に入るでしょう。
しかし、自分が王様になるという危険思想の持ち主だけにどうなるか分かりません。
若手将軍の李信・蒙恬・王賁の3人と秦王・嬴政がどちらかと言うと正義の側面が強い為、ダークなイメージがある王翦が同じ六将に入るのかは微妙なところでしょう。
桓騎
桓騎も王翦と同じく実力的には新・六将に入ってもおかしくないですが、ダークなイメージがある為こちらもどうなるかは分かりません。
キングダムの秦王・嬴政は虐殺を嫌うような人物像なので秦国の武の象徴となる六将に桓騎が入るのはちょっと想像できません。
騰
騰も順当に行けば六将に入っていくでしょう。
元主の王騎将軍の副官だったと言うのもクリーンなイメージですね。
ただ、原作の中で騰は何を考えているのか分かりにくいですから、興味が無い等と言って六将就任を断る可能性もあります。
楊端和
楊端和は山の王として秦国と同盟を結んでいます。
ということはあくまで秦王とは横並びのはずで、普通に考えれば秦王の下の六将に入ることは無いと思うのですが、合従軍戦で秦国存亡の危機を救った功により大将軍に相当する“大上造”の爵位を秦王・政から授かっています。
この流れを見る限り、この爵位は楊端和が六将に入る布石となっている可能性を示しているのではないでしょうか。
実際、鄴攻略戦では連合軍の一軍を率いる大将軍として出陣していますから楊端和は新・六将に入る可能性は十分にあると言えます。
羌瘣
大将軍を目指すと本人が発言している場面がありますし、李牧が名前を覚えてその実力を評価しているくらいですから可能性はあるでしょう。
しかも、キングダムでは集団の中に女性キャラを1人は入れるのは良くある設定ですから六将についても同じことが言えるかもしれません。
しかし、信を仮死状態から救いだした時に寿命が減ってしまったのと特殊能力が今後使えないという展開になってしまっています。
この両方を踏まえると非常に微妙なラインだと言えます。
まとめ
中華を席巻していくであろう秦には過去にも現在にも優秀な人材が数多くいます。
そして今後再び復活するであろう六大将軍。その六将に入るのは誰になるのか…
新・六大将軍を考察しましたが、正直どんなメンバーになるのかはまだ分かりません。
物語の流れから言うと李信・蒙恬・王賁は確定で、残りの3枠を他の候補者で取り合うと言った感じだと思われます。
新・六大将軍のメンバーは一体どんな顔ぶれになるのか今から楽しみです。
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