主人公・李信の戦場での活躍を語る上で欠かせないのが飛信隊です。
飛信隊も隊長・信が将軍になったことでもはや軍にまで成長しました。
この記事では飛信隊の結成時から現在の構成人数一万五千人になるまでを詳しく振り返っていきます。
目次
将軍直下の独立遊軍として結成
飛信隊は王騎将軍が総大将を務めた馬陽の戦いで結成されました。
信にとっては2回目の戦場で百人将となって初めての戦でした。
王騎によって将軍直下の独立遊軍に任命され、百人隊として旗揚げしました。
個性豊かな結成メンバー
結成メンバーは信の初陣となった蛇甘平原の戦いでの戦友を中心に信が依頼して沛浪と田有によって集められました。
メンバーの条件は信の希望により、荒くれ者でも腕っぷしが強い者にターゲットを絞りました。
そして既に半年以上行動を共にしていた渕と初陣で実力を認めていた羌瘣を副長に据えます。
名付け親は王騎将軍
飛信隊の名付け親は王騎将軍です。
『武将への道は犠牲の道でありそれを乗り越える度に人も隊もより大きくより強くなる。そうならなければならない。』という王騎の思いがあります。
犠牲を乗り越えてより大きく強くなるという意味を込めたのが『飛信隊』でしょう。
信は馬陽の戦いの前から王騎将軍と縁があり、王騎将軍に師事していました。
尊敬する王騎の思いを飛信隊が背負っていることになります。
飛信隊のメンバー
隊長
李信(将軍)
【飛信隊構成一万 (※羌瘣隊を除く)】
強者揃いの秦軍において異例のスピーとで将軍にまで上り詰め、飛信隊を百人隊から一万人超えの軍にまで押し上げた。
目指すは天下の大将軍。
軍師
河了貂【護衛・伝令兵=100】
昌平君の軍師学校を卒業。
軍師学校の特別軍師認可を取得。これは蒙恬以来の早期認可で軍師の才が並ではないことを表しています。
李信・嬴政・河了貂の元祖三人組の1人。
副長
羌瘣(五千人将)【騎兵=1500 歩兵=3500】
伝説の暗殺者・蚩尤を排出する一族出身。
蚩尤族の数々の技の持ち主で他を圧倒する武力を有する。
知力も高く軍略でも天賦の才を発揮する。
信を救うため禁術を使ったことによる後遺症で武力が低下。
渕(千人将)【騎兵=200 歩兵=800】
元々は秦王・嬴政一派と信との連絡係だった。
信に王騎将軍の屋敷へ送っていったところから行動を共にする。
信と共に無国籍地域の平定を成功させ、そのまま飛信隊を結成。副長に就任した。
武力も軍略も特筆したところは無いが、強い『責任感』は飛信隊一。
楚水(千人将)【騎兵=1000】
下僕出身で蒙驁将軍の側近にまで上り詰めた郭備千人将の元副官。
郭備千人将が暗殺されたため飛信隊に組み込まれた。
郭備隊の経験を買われ飛信隊の副長に就任。
部隊長
黒飛麃
岳雷(千人将)【騎兵=500 歩兵=500】
元麃公兵。
麃公将軍が討たれた後、飛信隊に入隊。
攻撃力が高い隊。
赤飛麃
我呂(千人将)【騎兵=500 歩兵=500】
元麃公兵。
岳雷と同じく麃公が討たれた後に飛信隊に入隊した。
血気盛んで少々口が悪い。
誰も言えない様な事を信にも言ったりする。
この隊も黒飛麃と同じく攻撃力が高い。
歩兵長
崇原(千人将)【歩兵=1000】
剣の達人。飛信隊の結成時から剣の腕がたっていた。
馬陽の戦いで趙将・万極に追われ敗走中に左目を失う。
副歩兵長
沛浪(五百人将)【歩兵=500】
信の初陣からの戦友で飛信隊結成メンバー。戦場経験豊富。
見た目が田永とほぼ同じ。見分ける方法としては髭があるのが沛浪で無いのが田永。
那貴隊
那貴(千人将)【騎兵=500 歩兵=500】
元桓騎軍で桓騎の側近。
黒洋丘の戦いで桓騎軍から飛信隊へ派遣され、飛信隊に魅了される。
黒洋戦後に自ら桓騎に移籍を申し入れ、飛信隊へと移籍した。
『逃げ』と『隠れ』の専門家であり戦場で融通が聞き、苦しいときに頼りになる存在。
偵察部隊
石【兵=100】
山の民の青石族の族長。
『羽音を掴む耳』を持ち飛信隊の偵察部隊として活躍中。
弓部隊
【弓兵=800】
飛信隊に足りなかったものの1つがこの弓部隊。
隊拡張で入隊試験を行い隊内に弓部隊を結成。
蒼仁
弓矢兄弟の兄。父に中華十弓の1人蒼源を持つ。
自らの弓矢の実力も相当なもので中華十弓レベルに近いと考えられる。
蒼淡
蒼仁の弟。
飛信隊入隊時は人に対して弓を射つ恐怖で戦場で弓を使えなかったが、兄・仁のピンチに覚醒し中華十弓クラスの弓の実力を見せた。
矢の正確性はさることながら、矢の威力は特筆すべきもので今後の飛信隊の主力になっていくことは間違いないでしょう。
その他のメンバー
田有(千人将)【騎兵=500 歩兵=500】
飛信隊結成当時から頼れる人材だった田有。
戦場では窮地の羌瘣を守ったり運んだりしている印象が強い。
本業は大工で信の屋敷を造った。
田永(五百人将)【騎兵=500】
荒々しい言葉を使う等粗暴な印象だが飛信隊に対する熱い想いは本物。
熱い性格で仲間想いの一面も。
尾平(百人将)【歩兵=100】
信と同じ城戸村出身。
信が下僕の頃よくケンカをしていた。チンピラ尾兄弟。
戦場では智・武共に低く、危ない場面も多いが信に対する熱い想いは相当なもので、信が大将軍に上り詰めるのを強く願っている。
竜有(百人将)【歩兵=100】
飛信隊結成メンバー。
蛇甘平原の戦いでは最激戦地を生き抜いた猛者。
料理が得意。
中鉄(百人将)【歩兵=100】
『富村の殺し屋』の異名を持っている。
作中ではまともに話している場面がなく、言葉を話せるのかは不明。
戦いの時の叫び声は『テェェッ』。
竜川(五百人将)【歩兵=500】
馬鹿力は田有の三人分ある(本人談)
その力を武器に破壊力のある攻撃をする。
口数は少ない。
澤圭(二百人将)【歩兵=200】
信の初陣の時の伍長。
頼りない見た目や武将として特筆すべきところがないので、誰も澤圭の伍に入りたがらないが実は自分の伍のメンバーを一人も死なせていない。
実際、信の初陣でも誰も死なせなかった。
羌礼
伝説の暗殺者・蚩尤を排出する一族出身。
羌礼は現・蚩尤であり、圧倒的な武力を持つ。
副長の羌瘣は同郷の先輩。
ハシュケン
飛信隊初期メンバーで石の隊所属。
干斗
入隊試験で飛信隊入隊。
戦場で元・副歩兵長の松左が自身の命と引き替えに助ける。
その場で松左の槍を受け継いだ。
田考
河了貂の伝令・補佐役。
昂
城戸村出身。
他の城戸村出身メンバーの近くによくいる。
戦いの場面では少し頼りないが時々芯が臆せずある発言をする。
慶
城戸村出身。
昴と同じく城戸村出身者の近くによくいる印象。
昴と同じく戦いの面では少し頼りない。
飛信隊主な死亡者まとめ
朱海平原の戦い
去亥(千人将)
騎馬隊の部隊長であり信に近くに多くい側近とも言えた存在。
李牧本陣を信と共に襲撃中に龐煖と出くわし一振りで命を奪われた。
松左(百人将・副歩兵長)
隊全体で死力を尽くして戦った朱海平原終盤。
攻撃に力を割いて戦う飛信隊内で干斗を含む新人隊が壊滅寸前との報を受ける。
後輩の面倒見が良い松左は見捨てきれずに小隊で救出に向かい新人達を救出するが、自身は致命傷を負い死亡した。
馬陽の戦い
尾到
城戸村出身。
尾平の弟でチンピラ尾兄弟。
馬陽の戦いで趙将・万極の追撃を気絶中の信を抱えて敗走。
見事に信を守り切ったが敗走中に致命傷を負って死亡した。
龐煖の秦軍本陣への夜襲による死亡者
龐煖が飛信隊もいた秦軍の本陣に1人襲来。
メンバーの半数以上を失った。
以下はそのメンバー。
- 有義
- 脇次
- 山和
- 文穴
- 筏建
- 邦
番外編
魯延(引退)
飛信隊結成メンバーの老兵。
その豊富な戦場経験から度々隊の作戦を担っていて、初期の参謀と言っても間違いない存在だった。
年齢的なものには勝てず、山陽戦後に引退。
隊の覚醒
キングダムでは隊が成長する過程で隊の覚醒というものがあります。
覚醒するとそれまでの隊全体の強さが増すというものです。
作中で実際に隊が覚醒したのは飛信隊と玉鳳隊があります。
これは朱海平原の戦いで追い詰められた両隊が両隊長の演説によって起こったものでした。
演説の内容を簡単に言うと、隊のそれまでの歴史とこれからの未来を隊長が語ったものです。
これにより感情を大きく揺さぶられた隊全体は士気が上がり覚醒するのでした。
入隊試験
黒洋の戦いの後、飛信隊は入隊試験をしました。
才能の発掘のため広く入隊希望者を募集し、過酷な試験で精鋭を選抜しました。
結果、見事に弓矢兄弟の蒼仁と蒼淡や今後頭角を現すであろう干斗等の若手を採用しました。
特にこの入隊試験の後、飛信隊では1度も出てこなかった弓部隊が結成されたのは大きな出来事でしょう。
飛信隊は史実にはないオリジナル設定
飛信隊というのは実際に存在したのか気になるところですね。
大体の方が予想している通り、史実には飛信隊の名前はありません。
しかし、李信将軍は実在した将軍です。
李信将軍が私兵を持っていたとすればそれは実質飛信隊と呼べるでしょう。
歴史に名前が残っていないのが残念ではありますが李信将軍の私兵を飛信隊のメンバーに重ね合わせて思いを馳せるのも楽しみ方の1つと言えるでしょう。
飛信隊内武力ランキングトップ10
完全に私見になりますが飛信隊内での武力ランキングトップ10を付けていきます。
第一位 李信
中華全土にその名が轟いていた武神・龐煖を討った。
関わった人達の想いを双肩に宿して力に変える戦い方は正に天下の大将軍と同じ。
傍目には無謀な挑戦と思われる戦いでも勝ってしまうこともしばしば。
飛信隊で一番頼りになる武将だと言えるでしょう。
第二位 羌瘣
これまでの戦いぶりを見る限り一位にした信と迷いましたがやはり龐煖に2度敗れている点を考慮すると信より下にランクしてしまいます。
しかし飛信隊内で技の数は間違いなくトップ。
巫舞を使った圧倒的な戦いぶりは特筆すべきところです。
弱点はやはり呼吸が続かないところでしょう。
巫舞では誰よりも深く、潜在能力を引き出すことに於いては蚩尤以上ですがその強さが長く続きません。
戦いが長引くと勝率が下がるところは強者との戦いにおいてはかなりリスキーです。
第三位 羌礼
現・蚩尤。1人で百人の敵を倒すほどの武力の持ち主。
飛信隊入隊は信が将軍になってからなのでほかと比べてもかなり遅いが一気にトップ3に。
第四位 崇原
剣術の達人で飛信隊の歩兵長。
隊内で屈指の剣の使い手。飛信隊結成時からその腕は確かだった。
第五位 那貴
作中では那貴が圧倒的な武で戦う場面はありません。
しかし、那貴自信が『俺がキレたら雷土よりおっかねェぞ。』と発言しています。
雷土は桓騎軍でも屈指の武闘派の武将です。
その雷土と武力が同じだと言う訳ではないでしょうが、少なくとも言うだけの力はあると推察すれば飛信隊内では上位にくると予想しました。
第六位 我呂
突破力が秦軍屈指だった麃公軍。我呂も麃公兵としてその中で活躍していたはずです。
飛信隊でもその突破力は健在で、黒飛麃と赤飛麃の部隊は突破力がある隊です。
しかし、作中で我呂の武力が分かる程の戦うシーンはありませんので予想になりますが、隊の突高い破力からすれば我呂の武力も高いのではとの考えでこの順位としました。
第七位 岳雷
我呂と同じ理由でランクインさせました。
岳雷も作中で個人の武力が分かるシーンがありません。
我呂との順位の差は、黒飛麃も赤飛麃も同じくらいの突破力ならば年齢的に若い我呂が伸び代も含めて武力も上かなという判断です。
第八位 田有
戦場で飛信隊の隊員が頼りにしているシーンを見ると個人の武力は一般よりもかなり上だと考えられます。
加えて千人将という立場を考えてこのランクとしました。
第九位 竜川
元々飛信隊一の力自慢だった竜川。
しかも隊員から頼りにされていて、立場も五百人将ですのでこのランクは妥当かなと思います。
ちなみに、田有との差は単純に立場が上か下かで決定しました。
飛信隊結成時からのメンバーで同じ伍長からのスタートだった二人ですが、千人将と五百人将の立場の差があるのは武功の差だと考えられます。
挙げた武功の数が多いであろう田有をランキング上位としました。
第十位 蒼淡
十位には弓矢兄弟の蒼淡を選びました。
実力は中華十弓と比べても上位なのではないかと思わせる弓の正確性と威力を持っています。
兄の蒼仁もかなりの腕前ですが矢の威力を比べると蒼淡の方が上です。
しかも戦場で趙将・金毛をその矢で討ち取っています。
以上を踏まえて十位にランクさせました。
飛信隊メンバーまとめ
個性豊かな飛信隊のメンバー。
長である李信が大きな存在になっていけばいくほど隊にまた優秀な人材を迎えていくことになるでしょう。
今後もメンバーが増えればこの記事内で詳しく解説していきますのでよければこの記事を参考にして下さい。